Updated:2000.8, 2001.10, 2002.1, 2002.2, 2002.7
帰国日程が決まったので、そのうち帰国準備&大陸横断旅行についても書きます。
出発前にやったこと(2000.4 - 8)
3月の終わりに長期在外研究員として1年間のアメリカ滞在が承認されたという連絡がきた。申請を出したのは1999年の夏前だったから、決定までに8ヶ月程度かかったわけだ。こういった制度は推薦順位やら所属機関やらが複雑に作用するらしく正直なところ自分の申請が受理される確率がどのくらいあるのかさっぱり分からなかった。にもかかわらず、申請時(=見通しが立たない時点で)までに受入先から承諾をもらえとか受け入れ側にお願いごとが多い。そんなわけで行けることになったときには正直ほっとした...頼むだけ頼んだ挙げ句にドタキャンしたら印象悪いしね〜(苦笑)
(追記:妻も仕事をしていたので、すべてが4月はじまりの日本で1か月前まで予定が決まらないのはとにかく大変な事であった。)
さて、決まったとなればまずは書類をそろえる事と家探しをする事から始めるのが定石であろう。Department of Materials Science & Engineering (以下MSE)の秘書さんとなにより大事なIAP-66についてのやりとりを始めたので、ついでに貸家情報を聞いてみる。同時にinternetを使って町の不動産やさんのページを眺める。ところで、UVAには98年に下見をかねてセミナーをしに行っていたものの、全く土地勘もないし大学周辺が安全かどうかもわからない*。おまけに妻が極度の方向音痴であるから家探しは楽でない(苦笑)。で、結局のところは秘書さんが学科にきていたポスドク・職員向けの貸家情報から
ちなみに長期在外研究は制度的に出張扱いになっていて本人は公用旅券*を使用しなければならないし、基本的には期間中滞在国外に出てはいけないし帰国も不可である。さらに航空券はエコノミー正規運賃(当時40数万円)を購入する決まりになっていて家族の旅費も引っ越し代もでない***。世間でいうところの『キャリア官僚待遇』とは大分趣が違う**、っていうか会社の海外赴任より大分落ちるんじゃないの?(事実であることが後から判明...涙)。まあ、公用旅券のご利益もあってか?VISAの申請は楽勝であった。IAP-66が届いたら、申請書類一式を東京アメリカ大使館まで持って行って正門前のポストに入れたら4日間でVISAが支給された。でも、この公用旅券を発給してもらうのはちょっと面倒くさくて、出発日のX日前でないと出せないなんてルールもあるみたいで、出発の前日までVISAを待っていたなんて人もいたらしい。
*公務員です(でした?)。でも、これ持ってても待遇は一般旅券と全く同じで、入国審査が簡単になったり列に並ばずに済んだりはしません。
**そもそもキャリア官僚ではないから期待する方が間違い
***こちらで書いた論文の別刷り代も含まれていたらしい
(追記:2回目は一般旅券だったので、在職証明とか余分な書類が必要になって面倒だった。どっちから給料が出ているのかで違うみたいですね)
VISAと航空券・住むところのメドがたったら、あとは日本の家をどうするか・何を持って行くかなどを決めて、荷造り→片付け→掃除と出発日から逆算して準備をした(思い出したくないほど大変だったので省略)。今まで手掛けていた仕事をまとめて論文書いて、荷造りして、夏の暑い時期に死にそうになった記憶が...(嫁さん熱出して倒れる寸前だったし)。
そうそう、9月の新学期にあわせて渡米する場合、8月は基本的に夏休み期間なので、まえもって受入先の先生やInternational Office Managerとのapointmentも取っておくとよい。また、住まいが決まった場合は大家さん・不動産屋さんと鍵の引き渡し場所・時間を事前に確認すること。本人は到着日に家の前でGeorgeさんと待ち合わせした。決まっていない場合はUVA周辺のホテル*の予約をした方が確実→これは入国カードにアメリカ滞在中の住所を記入する欄があるためで、1日めの宿が決まっていないと入国審査で余分な英会話が必要になるかも。ホテルによってはCharlottesville Airportまで送迎サービスがある(追記参照)。日本に比べてフロントの対応がいい加減でHotel voucherを理解してくれなかったりする事があるので、予約確認(FAXかe-mail, web pageを印刷したもの)を忘れず持ってくるようにしたらいいと思います(常識?)。
とりあえず必要なもの・あると便利なもの
その1. シャーロッツビル(特に大学付近の)地図
特に航空券とセットでレンタカーを予約する場合は便利っていうか必需品。こちらで住所は通りの名前で表示されているものの、しばらくは運転しながら標識を探して読み取るのは結構大変だし、アメリカ人に道を聞くのはとってもリスキー だし。で、どうやって手に入れるのか?というと
その2. JAF会員証
AAA(mid-atlantic)(local officeはRio Hill Mallにあります)と提携しているので、JAFの会員証でロードサービスが受けられる(原則到着後3ヶ月間)。日本を出発する前にJAFに連絡すると必要書類を郵送してもらえる。とりあえず、到着後レンタカーを運転していてもロードサービスが受けられるのは便利だと思う*。
またAAAでは自動車保険の斡旋もしています(後述)し、会員になると道路地図を無料でもらえる・ホテルやいろんな施設が割り引きになる(Motel宿泊10% Off)等使える特典が多いので旅行好きな人ならお得です。
*アメリカでは今でも車は突然道ばたで壊れるものである。で、最寄りの公衆電話まで30kmなんてこともけっこうしょっちゅう起こり得る。
その3.国際免許と無事故証明書
Virginia州では日本の国際免許が使えるはずだが、1年間有効なのは旅行者だけで居住者は30日以内に免許を取れとかいうルール?があるような気がする*。またアルコールを買う・飲む時や小切手を切るときのIDとして免許証は一番登場機会が多いのでさっさと取得することをお勧めします。思った以上にIDが必要になる機会は多い、っていうか登場回数一番よ。
ちなみに、僕は2か月くらいしてから取ったけどDMVでは何も聞かれなかった。そもそも車を運転していて免許の提示を警官に求められた事はぜんぜんない。
また、日本で車を運転されていた場合は現在お使いの保険会社に無事故証明書(といったかな?)を出してもらうと良いと思う。英文で現在までの保険履歴と保険額・割引等級などが記載された書類で、こちらで保険に加入する際に保険履歴として認めてもらえるかもしれない(本人はそうだった)。履歴がないと割高になってしまう。もっとも、保険料は州によって大分違うみたいだ→[保険の項]。
*まず学科試験に合格してLearners Permitをもらいます。次に30日以上練習した後路上試験を受け、合格したら免許が交付されることになっています。ただし、日本の免許をもっていって学科試験のみで即日交付してもらった人もいるみたいです。
・重要なお知らせ: 2002.2・日本大使館にVAにおける運転免許取得に関するお知らせが載っています。テロ事件以来VAで運転免許を取るのはめちゃ大変に(事実上不可能に)なってしまったため、いろんな人が大使館に対策を取るよう頼んでくれたようです。大使館による交渉の経緯などが出ています。 by卓ちゃん
その5. ドル建てのクレジットカード
これは日本で準備してくる方が楽です。こちらでカードを申し込んでもクレジットヒストリーの関係で承認されなかったり、限度額が役に立たないほど低かったりという話をよく聞くのであると便利かも??
僕が知っている限りではANA Family SupportとJAL Family ClubでPremio Cardを扱っています。あとはAmerican Express, 東京三菱銀行など。
(追記:お友達の卓ちゃんより--ドル建てのクレジットカードですが、アメックスは日本のカードをドル建てにできるはずです。私が電話で聞いた範囲では、日本のカードをもっていると、米国に来て銀行口座が出来た段階でアメックスに連絡すると、
(1) 日本のカードをやめて、アメリカカードを作り直す
(2) 日本のカードを残したまま、アメリカカードを作る
の選択ができるそうです。ちなみにアメリカカードを作ると$55 の年会費が追加で必要になるそうです。(これを聞いて作るのやめました...))
(さらに追記:筆者は滞米1年半の時点でいくつかカードを申し込んでみましたが、結局Credit Historyがないといいう理由で駄目でした。公共料金支払いやCheck cardの使用による2nd Historyというのはさほど効果がないようです。で、結局日本のアメックスに電話して上記(1)の方法でカードを作ってもらいました...持ってて良かった。手続きの詳細は省きますが、発行に際してSSNの他アメリカでの勤務先と自宅住所が必要でした。ちなみに日本のカードをやめると年会費を日割り?で返してくれます。)
当日
お勧めは全日空かな。成田−ワシントン直行便があって機内食もおいしい。UAやJALの場合はシカゴ経由などになるはず。最後はワシントン Dulles Airport(IAD)からはコミューターでCharlottesville-Albemarle Airport(CHO)まで飛んでくるか、レンタカーでI66→R29をドライブするかで、著後便利用ならどちらでも4時までには大学周辺に到着するでしょう。
シャーロッツビルにはレンタカー*の大手はAVIS, Budget, Nationalがあり、これらは全てDulles Airportにも営業所を持っているので、ワシントンから来る場合は7〜10日程度借りてone wayにして最後はこちらで乗り捨てるという契約が便利。航空券を予約する際にレンタカーを予約すると割引になるサービスをやっていることがあるので確認するとよい。なお、レンタカーはなにより「シャーロッツビル到着後車を買うまでの足」となる。小さな町ですが歩いていける範囲は限られているし、買い物をいちいち配送してもらうのも面倒だし、車買いに行くにも足が必要だしね。ちなみに本人はワシントンからレンタカーで来ました、だってコミューターに乗ってくるとしばしば預けた荷物が無くなるから(特に大きなスーツケース...壊れてたりもするし)。
*電話帳で探すときはAutomobile Rental
諸手続
(パスポートとIAP-66は頻繁に使いますので携帯しましょう。)
<住所が決まってから>
| Bodily Injury Liability | $100,000/person | $300,000/accident |
| Property Damage Liability | $50,000/accident | |
| the same coverages applies for uninsured Motorists | ||
| 100 Deductible Comprehensive | ||
その他
他に、部屋に家具がない場合はベッドを始めとして家具を買いに行く。あ、でもマットレスを買えばフレーム入らないという意見がけっこうあるよ。テレビ・電話機などの電化製品やタオル、シャワーカーテンを揃えるといった細かな買い物はまずはは部屋を見てから、お洒落にする(Bed, Bath&Beyond)か安く済ませる(K-Mart, WalMart)か考える必要がある。
なお、全てが1度の電話連絡ですむことはまずないとはじめから思っている方が精神衛生に良い。特に電話は番号が決まってからでも、実際に開通するまでさらにトラブったりして大変だった*。プリペイドカードで公衆電話から国際電話をかける方法を習得するまで時間がかかったせいもあり**、日本の家族は到着後数日間連絡が取れずに心配していたようだ。出かける前に、最初の2〜3日は音信不通になることを伝えておいた方がよいかもしれない。
プリペイドは割高なので、長距離・国際電話は現在10-10-811を使っている。localが開通したら登録など不要でいきなり使えて、月末にSprintから来る請求書に長距離が合算されている。プリペイドのphone cardは未だに外や大学で主に市外通話をするために必要なのだが、会社によって有効期限があったり、hidden chargeがあったりするので買う前に良く説明を読むほうが良いと思う(これもコンビニ・スーパー・薬局等で買えます)。
*どうやって使えない電話から電話連絡すればいいのか?って悩むと思う。
**壊れているのが多い上に、35セントきっちり入れないとお釣り出てこない。これって詐欺!?
アメリカ留学に関する一般的な情報としては超有名な:http://www.kenkyuu.net/
それからhttp://penta.prohosting.com/info.htmlにもいろんな情報がまとめてある(日記最高!)。ボストンなので地域差はあるが、部屋探しについて
教訓。今、現在あなたが見ているものだけを信じましょう。これからきれいにする、という言葉は必ずしもあてになりません。すでに掃除の終わっている状態の部屋を見せてもらって、その上で判断することをお勧めします。
というのは、そのまま部屋探し以外のことについても当てはまる・アメリカの本質を付いた意見・だと思う。アメリカは日本以上にシステム化された、でもとってもおおざっぱな国です(笑)。
そうそう、こちらの気候は9月初旬ならまだ東京の様な"暑くて湿気ぽい"天気(ただし夜は比較的涼しい)。昨年は下旬になると朝夕は急に冷え込んできたので、この辺を考えて秋物(ジャケットなど)を持っているとよい*。なお衣類はたくさんあるけど(っていうかこちらのdepartment storeはほとんど服しか売ってないよ)、日本のものと比べると一般的に袖が長め。
*8〜9月出発なら夏服を手荷物にして冬服は船便で出すのが一般的だが、忘れていると現地調達することになる。船便は45日±2週間見ておく必要あり。
よく使うもので日本製品が圧倒的に優れているもの:
・使い慣れた文房具(ちゃんと書ける細字のボールペン、50円のプラスティック消しゴム、メモリ付きアクリル定規・三角定規(製図用)、シャープペンシルとその芯-紙がぼろいので0.7mmなどの太めがいい-、ラインマーカー、ペンタイプやシールタイプの修正液、簡単なエンピツけずり、カッターナイフ、小型のはさみ 等)
・電卓(関数電卓はあるけど、お買い物電卓がちゃちい)
・辞書(国語辞典と英英辞典が入った電子辞書がおすすめ)
・デジカメ(旅行に行くなら)
・日本で使っているFAX・留守電付きコードレスなどの高機能な電話機(未確認だがそのまま使えるという説がある。確かにモデムが動くからそうかもしれない...アメリカでこういった立派な機械を買うとやたら高いので、電源(110V 60Hz)が対応しているようなら持ってきたら便利かも)
アメリカで適当なものが買えるから持ってこなくていいもの:
・プリンター(よくおまけで付いてくる)
・スキャナー
・ステレオ(ラジオは周波数が日本と違うみたい)